2-1 osCommerceのインストール方法

  1. インストールの前に

osCommerce はオープンソースライセンスであるGPLに基づき開発/公開されているフリーソフトのため、無料でご利用いただけます。
また、各詳細等に関しては、ビットスコープ社のウェブサイトを参照してください。
※データベースが必要となりますので、予めコントロールパネルにてMySQLデータベースを作成ください。

  1. パッケージファイルのダウンロード

公式サイトからパッケージをダウンロードしてください。
ダウンロードの方法については公式サイトに書かれている手順を参考に行ってください。

ダウンロードしたファイルはバージョンによって名前が違いますが今回は「oscommerce-2.2ms1j-R8.tar.gz」でのインストールを行います。

  1. ダウンロードファイルの解凍

まずはダウンロードした「oscommerce-2.2ms1j-R8.tar.gz」を解凍してください。
「oscommerce-2.2ms1j」というフォルダが生成されますことをご確認ください。

  1. ファイルのアップロードおよび初期設定

osCommerce本体をインストールします。
FTPソフトにてサーバーにアクセスください。
今回は「/public_html/osc/」というディレクトリ以下にインストールを行います。
[ catalog ]ディレクトリ 及び [ admin ]ディレクトリのみアップロードください。

合計で1000以上のファイルがあるので時間が掛かります。
※アップロードはFTPソフト内の設定より「PASVモード」を選択ください。

アップロードが完了したら次にパーミッション(アクセス権)の変更を行います。
変更を行うのは下記ファイルとなります。

・admin/includes/configure.php
・catalog/includes/configure.php

パーミッションの値は[ 666 ]に設定してください。
※このパーミッションの変更を行わないと正常にインストールが終了しません。

  1. osCommerce の動作確認及び設定

これで一通りのインストールに必要な下準備は完了です。
動作確認のために「http://お客様のURL/osc/catalog/install/」 にアクセスします。
トップディレクトリにアップロードした場合は[ osc ]の部分は省略可能です。

設定が正常に完了している場合以下のような画面が出ます。

※良くあるエラー

404 Not Found errorが表示される
  ->ファイルがアップロードされていません。

500 Internal Server errorが表示される
  ->属性の変更が正常に行われていません。

「New install」をクリックします。


入力事項に関する説明は下記となります。

2. ウェブ・サーバに関する情報を入力してください
ウェブ・サーバのルート・ディレクトリ 自動入力されておりますため、特に変更の必要はありません。
カタログ・ディレクトリ 自動入力されておりますため、特に変更の必要はありません。
管理ツール・ディレクトリ

自動入力されておりますため、特に変更の必要はありません。

WWW カタログ・ディレクトリ 自動入力されておりますため、特に変更の必要はありません。
WWW 管理ツール・ディレクトリ 自動入力されておりますため、特に変更の必要はありません。
3. データベース・サーバに関する情報を入力してください
データベース・サーバ localhost と入力します。
ユーザ名 MySOLデータベースのユーザー名となります。設定に関してはコントロールパネルより行います。
パスワード MySOLデータベースのユーザー名に対するパスワードとなります。設定に関してはコントロールパネルより行います。
データベース インストールするデータベースの名前を入力します。
※データベースに接続するユーザー名にアクセス権を許可することを忘れないでください。

 

 下記画面が表示されますのでご入力ください。

「Continue」をクリックします。

設定が成功した場合、下記が表示されます。
 「Continue」をクリックしてください。
確認画面が開きますので、お客様のディレクトリ内容に沿って設定をあわせ「Continue」をクリックします。
1. ウェブ・サーバに関する情報を入力してください
HTTP サーバ 自動入力されておりますため、特に変更の必要はありません。
HTTPS サーバ 自動入力されておりますが、SSLサービスをご利用でない際にはご利用できません。空白でもご利用は可能となりますが、画像が表示されない場合がありますため、「https://お客様のURL」を「http://お客様のURL」へ変更の上入力ください。
SSL による接続を利用する

SSLサービスをご利用でない際には当項目を使用できません。

ウェブ・サーバのルート・ディレクトリ 自動入力されておりますため、特に変更の必要はありません。
カタログ・ディレクトリ 自動入力されておりますため、特に変更の必要はありません。
管理ツール・ディレクトリ 自動入力されておりますため、特に変更の必要はありません。
カタログ・ディレクトリ 自動入力されておりますため、特に変更の必要はありません。
管理ツール・ディレクトリ 自動入力されておりますため、特に変更の必要はありません。
3. データベース・サーバに関する情報を入力してください
データベース・サーバ 自動入力されておりますため、特に変更の必要はありません。
ユーザ名 自動入力されておりますため、特に変更の必要はありません。
パスワード 自動入力されておりますため、特に変更の必要はありません。
データベース 自動入力されておりますため、特に変更の必要はありません。
※データベースに接続するユーザー名にアクセス権を許可することを忘れないでください。

 

設定が成功した場合、下記が表示されます。

設定ファイルの書き込みが成功しました。 と表示されればインストールが終了します。

※エラーが表示される場合は、ディレクトリの指定が間違っている可能性があります。 前の画面に戻って設定を見直してください。

[Catalog]ボタンはカタログ側の画面へ、[administration Tool] ボタンは管理側の画面へリンクされています。
正常にインストールが完了したかどうか確認してみましょう。

[Catalog]
http://www.お客様のURL/osc/catalog/default.php
※この時点では画面上段にエラーが表示されますが、後ほど削除の作業を説明します。

[administration Tool]にログインする際は
http://www.お客様のURL/osc/admin/users_login.php
初回ID:admin
初回Pw:admin
上記となります。

設定が成功した場合、[Catalog]をクリックすると下記が表示されます。

※この時点では画面上段にエラーが表示されますが、後ほど削除の作業を説明します。

※まだ作業が残っていますがおおむねインストール作業は完了です。 正常にインストールが完了したら次のステップへ進んでください。

  1. osCommerce の各種設定

インストールが完了したら使用できる状態にosCommerceをセットアップします。
パーミッションの変更を行うだけですのでそれほど難しくありません。
順番に作業を進めていきましょう。

FTPソフトを使用し、 先ほどアップロードしたフォルダ内に[catalog]と[admin]ディレクトリ内の各ファイルパーミッションを変更していきます。

カタログ画面(catalog/)側

  ・ catalog/images/ディレクトリを パーミッション[ 777 ]へ
  ・ catalog/images/banners/ディレクトリを パーミッション[ 777 ]へ
  ・ catalog/includes/configure.phpを パーミッション[ 644 ]へ
  ・ catalog/install/ディレクトリを 削除
-----------------------------------------------------
※ 管理画面から言語ファイルを変更したい場合のみ変更
-----------------------------------------------------
  ・ catalog/includes/languages/japanese.phpを パーミッション[ 666 ]へ
  ・ catalog/includes/languages/english.phpを パーミッション[ 666 ]へ
  ・ catalog/includes/languages/german.phpを パーミッション[ 666 ]へ
  ・ catalog/includes/languages/espanol.phpを パーミッション[ 666 ]へ
  ・ catalog/includes/languages/japanese/フォルダの[ .php ]で終わるファイルすべてを パーミッション[ 666 ]へ
  ・ catalog/includes/languages/english/フォルダの[ .php ]で終わるファイルすべてを パーミッション[ 666 ]へ
  ・ catalog/includes/languages/german/フォルダの[ .php ]で終わるファイルすべてを パーミッション[ 666 ]へ
  ・ catalog/includes/languages/espanol/フォルダの[ .php ]で終わるファイルすべてを パーミッション[ 666 ]へ

管理画面(admin/) 側

  ・ admin/images/ディレクトリを パーミッション[ 777 ]へ
  ・ admin/images/graphs/ディレクトリを パーミッション[ 777 ]へ
  ・ admin/images/graphs/ディレクトリの中のファイルをすべて パーミッション[ 666 ]へ
  ・ admin/includes/configure.phpを パーミッション[ 644 ]へ
 -----------------------------------------------------
※ 管理画面から言語ファイルを変更したい場合のみ変更
-----------------------------------------------------
  ・ admin/includes/languages/japanese.phpを パーミッション[ 666 ]へ
  ・ admin/includes/languages/english.phpを パーミッション[ 666 ]へ
  ・ admin/includes/languages/german.phpを パーミッション[ 666 ]へ
  ・ admin/includes/languages/espanol.phpを パーミッション[ 666 ]へ
  ・ admin/includes/languages/japanese/フォルダの[ .php ]で終わるファイルすべてを パーミッション[ 666 ]へ
  ・ admin/includes/languages/english/フォルダの[ .php ]で終わるファイルすべてを パーミッション[ 666 ]へ
  ・ admin/includes/languages/german/フォルダの[ .php ]で終わるファイルすべてを パーミッション[ 666 ]へ
  ・ admin/includes/languages/espanol/フォルダの[ .php ]で終わるファイルすべてを パーミッション[ 666 ]へ

以上でインストール作業は終了です。

この後の設定はダウンロードファイルに同封された「ショップ運営マニュアル」や書籍/ウェブサイトを参考に行ってください。

  1. サポートドキュメント・サポートサイト

oscommerce.com -> osCommerce 配布元
tep-j -> SourceForgeのプロジェクトサイト osCommerce 日本語版配布元
bitscope -> 日本語版osCommerceのドキュメントを公開

※弊社ではお客様が設置された外部プログラムのサポートは行っておりません。